ひとり親向けの養育費の保証会社を知っていますか?
養育費の未払いがあった際に、立て替えてくれる保証サービスです。
私は5年前に離婚しましたが、当時は養育費の未払いがあった際の立替えサービスの存在を知りませんでした。
結局、保証会社を利用せずここまで来ていますが、後悔していることがあります。

このコラムでは、養育費の保証会社とは何か、使わなかった私が体験していることを紹介します。
養育費の保証会社とは
養育費の保証会社とは、元パートナーが養育費を支払わなかった際、保証会社が代わりに立て替えをする会社です。
この養育費の保証サービスが登場した背景には、養育費の未払い率が高いという辛い現状があります。
現在も養育費を受けているのはわずか28.1%
参考:こども家庭庁 令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果の概要
「養育費を受けたことがある」と言う人は14.2%となっています。
つまり、途中で養育費の支払いが止まったというパターンです。
養育費も含めた収入でギリギリで生計を立てていた場合、ダメージは大きいです。
養育費の保証会社を利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 未払いがあっても立て替えてもらえる
- 収入が安定する
- 未払い時に元パートナーに自分で連絡しなくてもいい
「未払い時に元パートナーに連絡しなくてもいい」という点は見逃せないポイントだと思います。
どうやって離婚したかでも変わるとは思いますが、経験上、元パートナーにお金を催促するのはかなりストレスです。
未払い時にどうやって元パートナーに請求するかはこちらで紹介しています。
- 保証料がかかる
- 保証会社との契約時に、契約料がかかる
保証会社を利用すると、契約料(契約時の1回のみ)と保証料がかかります。
契約料については、支払い者を元パートナーとすることもできますし、自治体によっては契約料を補助しています。
保証料とは、保証会社の保証サービスに対して支払う費用です。
保証会社によって費用は異なり、毎月支払うタイプのものから1年おきに支払うタイプまで様々です。
養育費を満額受け取れなくなるというデメリットはありますが、安定した収入を、元パートナーと連絡をとることなく確保できるというメリットがあります。
養育費の保証会社と契約するには、公正証書(こうせいしょうしょ)や「調停証書」など裁判所や公証役場が作成する文章が必要になることがあります。
口約束で養育費を決めると契約ができない場合もあるため、必要な書類を知っておいた方が後で困りません。
養育費の保証会社を使わなかった体験談
私の周りには、離婚後も養育費で頭を悩ませるシングルマザーの友人がいます。
どんなことが起きたのか?どんなストレスを感じているのか?
養育費にまつわる体験談を紹介します。
Aさんの元夫は「養育費を払ってやっている」タイプです。
「お前はもらうばかりでいいよな」とグチのように言われたそうです。
元夫からの養育費にできれば頼りたくないという思いは強かったものの、子どもとの生活を考えると受け取らざるを得ない。
こんな状況だったので、養育費の未払いを催促するのが悔しくて苦痛に感じていたそうです。
だから未払い時のLINEの文章で「養育費をちゃんと払う能力すらないの?」くらいのことを言いたくても、払ってもらえないと面倒なので丁寧な言葉で連絡をしていました。

ちゃんと支払われるまで待つのも、入金確認するのもストレス。
支払いを忘れた相手に敬語を使うのすら嫌です。
ひとり親の友人Bは、元夫が養育費を期日までに払わないため悩んでいました。
やはり入金確認→催促の手間と未入金だった時のストレスが辛く、ただでさえ1人で子どもを育てているのに追い打ちをかけられているようでした。
友人は、口約束での取り決めでも最初は養育費がきっちり支払われていたので、安心していたようです。
徐々に支払いが遅れ、取り決めの半分ずつしか支払われなくなっていったようです。

最初は決めた通りの養育費が期日までに振り込まれていましたが、途中から遅れて、金額も少なくなりました。
最終的には「彼女ができた」という理由で、養育費を減らして欲しいと連絡がきて呆れました…
この体験談から分かるように、養育費の未払いの催促には余計なストレスがかかります。
ただでさえ子育て・家事・仕事で追われているのに、元パートナーのことで離婚後も悩むのは非常にもったいないです。
保証会社との契約の流れ
養育費の保証会社を利用するには、各保証会社が定めた書類が必要です。
必須書類(公正証書や離婚協議書など)が用意できないと加入できないプランもあるため、事前に確認が必要です。
保証会社やプランによって必要書類は異なります。
▼あるといいもの
・公正証書、離婚協議書など養育費の取り決めがある書面
・元パートナーの住所・連絡先・勤務先
保証会社との契約時の疑問・質問
元パートナーの協力なしで契約できる保証会社があります。
保証会社の利用を元パートナーに提案するのが難しい場合でも契約可能です。
保証会社によって対応は異なりますが、未払いであることを保証会社に連絡すると立替え払いをしてもらえます。
会社によって異なりますが、書類での確認がある場合は2週間はかかります。
初回保証料とは、保証会社との契約時に支払う費用です。
「保証料」は初回保証料とは異なり、毎月または契約更新時に支払う費用です。
保証会社によって異なりますが、養育費の1か月分~となります。
自治体によっては初回保証料を補助していますので、確認してみましょう。
保証料には毎月支払うタイプや、年1回支払うタイプがあります。
毎月支払う場合は1か月分の養育費の数%、年1回の場合は1か月分の養育費の10~50%で設定されているようです。
子どもを守るためにも、養育費の保証会社を知って欲しい
離婚は、離婚した後も大変です。
特に子供を育てる側は、1人でありとあらゆることと戦うことになります。
そんな大変なタイミングで、養育費未払いで悩むのは本当に辛いです。
養育費の保証会社は費用はかかりますが、生活面だけでなく精神的にも支えになります。
このコラムが「離婚してよかった!」と思える1つの手助けになればと思います。